カニエ総裁ストラテジー(AUD/JPY)
カニエ総裁が培ってきて完成させたAUD/JPYの手法をここに詳述する。今まで不明瞭だった、トレードを避けるべき場面、また判断を変えるべきパターンや損切箇所についても明記する。
【トレード前環境認識】
- 価格は1Hチャートの200SMAの上にあるか下にあるか、それとも跨いでいるか?
- 1Hチャートは値を切り上げているか切り下げているか、それともレンジか?
- 200SMAからかなり乖離したところにある、または数日間トレンドが継続しているか?
【基本順張りエントリー方法】
東京の高値安値にラインを引き、どちらかをブレイクしたら半値戻しを待ってフィボ50%からエントリー。
利確は直近高値安値よりも短くして勝ち逃げする。もし値幅が50PIPSなら利確は30PIPSくらいが妥当である。
<チャート例1>

上記例では東京の高値安値にラインを引き、ロンドン開始と共に東京安値を割っているため、5割戻したところでショート狙いとなる。実際に5割戻しでショートするとNY時間23時台にロンドン安値を試している。この値幅は40Pipsあるが、実際は30PIPSくらいで利確するのが好ましい。
<チャート例2>

上記チャートではやはり東京の高値安値にラインを引く、ロンドンに入ってから目立った動きはなかったものの21時台に東京高値を少しだけ更新する。ここから半値押しで待っていてエントリーするとその後23時台にさらに高値更新しているのが確認できる。やるかどうかはわからないが、そのあとさらに5割押しで注文を入れておけば、また押し目買いが成功することも確認できる。
*こうした例以外に、東京開始と共に直近1Hのサポートやレジスタンスを更新した場合で、それが1Hトレンドの高値圏や安値圏でなければ、そこから5割戻しで順張りしていく場合もある。
【上記基本順張りエントリー方法を避けるべきパターン(超重要!!)】
①1Hのチャートで価格が200SMAよりかなり乖離している。
②数日トレンドが続いており、何度も1Hで高値安値をすでに更新している
③上記パターンとは異なるが、トレンドが継続してきた後東京時間でさらに大きく更新した時
④1Hトレンド継続中に、トレンドと逆方向の東京のラインを破ったものの、すぐにライン内に戻った場合
上記の場合にはその日の値幅の中で半値押しや戻しでエントリーするべきではない
- ①~③はトレンドの転換に備えるべきであり、④はトレンドの継続に備えるべきである
<チャート例3>

上記チャートは①と②に当てはまるチャートである。金色の200SMAからかなり乖離しており、数日間ダウントレンドが続いていて、1Hの下落トレンドで何度も安値を更新してきているため、いつ一旦の反発上昇が起きてもおかしくない状態である。
この日NY開始して22時台に東京安値を割っている。本来ならここから5割戻しを待ってショートを仕掛ける戦略なわけだが、先ほど述べた①と②を理由にショートエントリーはしない。むしろ買っていきたいところだ。
しかしこの展開を見破れず、その日の5割戻しでエントリーしてしまった場合は、東京高値の15PIPS上で損切である。
<チャート例4>

上記チャートは先述した④1Hトレンド継続中に、トレンドと逆方向の東京のラインを破ったものの、すぐにライン内に戻った場合に当てはまる。ご覧の通り明確な1H下落トレンド中。MAは下落のパーフェクトオーダー。この展開でロンドン開始と共に東京高値を上に破っているが、この場合は下落のための上へのフェイクの可能性が高い。むしろ逆張りの条件を満たしているので、しっかりと東京高値を破ったところからショートするのが好ましいが、ノートレでも構わない。
もしもこの展開を見破れず、5割押したところでロングしてしまった場合は、直近安値の15PIPS下が損切ポイントである。
【逆張りエントリー条件】
- ラインをブレイクさせてから逆張る
これはロンドン時間であれば東京のラインを20~40pips、NYであればロンドンの高値安値ラインを20~40PIPS破らせてから逆張りすることを意味する
また東京時間の場合は、トレンドがしばらく継続しており、東京開始と共に大きく高値安値を更新した場合に逆張りをする
短期トレンドに対して逆張りになる時は特に欲張らずに勝ち逃げすることが重要である
したがって逆張りエントリーの時の利確は10~20PIPSが目安となる。
<チャート例5>

上記の例はほぼ押し目なしに上昇した1Hのトレンドからの戻りの場面だ。
東京の安値をロンドンでしっかりと下にブレイク、わかりやすく1Hのサポートまで下げている。この場合でも「ブレイクさせてから逆張り」という方法でロングで取れる。
実際はこのようにしっかりとした値幅ブレイクさせてから逆張りをするならばかなりの高確率で利益を得ることができる。もちろん上記のチャートからもわかるように、その後5割戻しからショートすればさらに利益を積み重ねることができる場面だ。
【逆張りエントリーを避けるべきポイント(超重要!!)】
①1H上昇トレンド中、その日の東京の高値安値どちらにもロンドン時間にタッチせず、NY時間になってから価格が東京高値を突破した場合は決して逆張りのショートをしてはいけない。むしろロングしなければならない。
②東京の高値安値をロンドンでブレイクしたものの、今は少し価格が戻ってフィボの20~30%ほどの位置に戻っている場合に、トレンド方向に逆らってポジションを取ってはならない。あくまで逆張りしてよいのは先の条件に書かれているようにブレイクして価格がラインをオーバーした地点である。
③東京時間にある程度上昇か下落を遂げ、ロンドンタイムで5割戻すことなく、そこからNYでさらにトレンド方向に伸びる時には逆張りするべきではない。
④雇用統計に代表される重要指標時には逆張りすべきではない
<チャート例6>

上のチャートは上記の②のケースを説明したものである。ロンドンで東京高値をブレイクしている。
とはいえどんどん上には伸びていない。さらに5割しっかり押すわけでもない。実際にこの時はもみ合っている中で東京高値ラインよりもちょっと下くらいでショートに切り替えてしまった。
結局フィボナッチ38%までしか押さずNY開始と共に上昇開始し、高値を更新していった。
それで「逆張りはブレイクさせてから」ということを徹底していればこの日もわずかだが利益を残せただろう。もちろんいろいろな分析をした上で今回のように中途半端なところでショートを仕掛けることもあるかもしれない。しかしそのような場合にはいつものルール通り、直近高値の15PIPS上で損切しなければならない。このケースもそこで損切していればさして大きな損切にもなっていないはずである。
<チャート例7>

上のチャートは先述した③のケースにあたる。ロンドン開始と共に東京の高値を上抜け。どんどん伸びてはいかないが、かといって5割すらも戻さず、一段上がったところで小幅にレンジ、そこからNY開始と共にジワジワ上がり続けている。いわゆる高値もみもみ再上昇というような形になった時はNYでブレイクした場合特に逆張りをするべきではない。もしも中途半端な位置でショートしてしまった場合、解決方法はなく、50~60PIPSの損切になる。
【絶対に損切及び決済をしなければならない箇所(負けパターン)】
東京の高値安値をロンドンでどちらかにブレイク後、5割戻しでエントリーするも、そこからポジションとは逆方向の東京のラインを破って15PIPS伸びた場合損切。
【上記の解説】基本的に自分がポジションを持っている方向の逆サイドの高値安値ライン+15PIPS地点が損切となる
<チャート例8>

上記の例が負けパターンである。
ロンドン開始と共に東京安値を切り下げている。ヒゲで戻っているので、これだけならショートは危険だと察知できるかもしれない。しかし続く1時間のロウソク足も陰線となり実態で東京安値を下割っている。この場合だと通常通り戻り売りをすべきだと判断してしまうかもしれない。
ご覧の通り5割戻したところでショートしたとして、東京高値までは40PIPSある。損切位置は東京高値の15PIPS上なので、この場合損切幅は-55PIPSとなる。
【過去の大敗パターン】
・過去の主だった大敗のパターンを下記に記す。しかし上記のトレード判断やストップロスの位置を的確に守るならば、下記に記す大敗パターンはそもそも起こらない。大敗パターンを意識することよりも、上記に記したトレードパターンや損切位置をただひたすら固守することに集中すべきである。
- 明確なトレンドに逆らった逆張りトレードで、先の逆張りの条件を満たしていない(ラインをしっかりブレイクさせてからの逆張りポジション取りになっていない)場合、そしてそこからナンピンした場合に大きな負けになるパターン
【解決法】先に述べた逆張りのルールを徹底する。あるいは中途半端なところでポジションを取った場合でも逆サイドの東京のラインの+15PIPSで損切というルールを守れば最低限の損失で抑えられる
- 高値安値付近ではなく、チャートの真ん中らへんで15分足でゲジっている時に買いや売りを繰り返したり、ロットを上げてしまい、別段チャートは大きく動いていないのに合計でかなりの負けになるパターン
【解決法】こうしたポジションの変更は基本的にするべきではない。しかしもしもしてしまった場合は、ポジションの方向の変更は一回までし、その後はすべての場合と同様本日高値安値ライン+15PIPSで損切を慣行する。
【カニエ総裁ストラテジー総括】
- 負けパターンの出現回数(東京の高値と安値両方を破ってしまうパターン)は一か月で2~4回である。このすべてで逃げることなく損切を慣行したとしても、一か月で考えると十分なPIPSが残ることが過去検証で証明されている。
そのため損切を躊躇する理由はなにもないのである。
- 新しい月が始まってから数日間マイナスやプラマイ0が続く場合も当然ある。そのような場合でも上記のエントリー判断、損切位置をひたすら固守すべきである。過去検証の示すところによると、1か月の終わりには負けパターンの数も、取得PIPS数も平均値に収束していく。
- 監視するチャートの時間足は長年15分足を使用していたが、15分足で出現するゲジりや、ロウソク足の形状などに惑わされて、中途半端な位置でポジションを取ったりすることが多かったため、1Hでの監視が好ましい。これは過去検証が1Hで行われたことも理由の一つである。
さらに、1Hで見た時、AUD/JPYもかなり正確にプライスアクションが見て取れることも大きな理由の一つである。短期足に落として見たくなる時は心が焦っている証拠であり、道理的に考えてこのストラテジーでは1Hより下の時間足を見る必要は一切ない。
- ロット数に関しては、自己資金でのトレードに関しては1ショットレバ10くらい(100万円の資金ならば10万通貨)が限界と見るべきであり、それより小さくすることは常に好ましい。
プロップファームでのトレードであれば1%ルールを忠実に守ることを考慮すると1ショットレバ1くらい(100万円の資金ならば1万通貨)が非常に安全な値である。ただし実際にはレバ1.25~1.50まで上げることは可能であろう。
【このストラテジーでトレードする人へ】
・この手法で裁量で判断しなければいけないのは、順張りにしろ逆張りにしろエントリーを見送るべき部分だけである。上記の【上記基本順張りエントリー方法を避けるべきパターン(超重要!!)】と【逆張りエントリーを避けるべきポイント(超重要!!)】をよく熟考すべきである。
この考えを元にエントリーを見送って結果チャンスを逃したとしても、あなたの資産にマイナスが発生しているわけではない。1か月単位で見れば必ず利益も損失も平均値に近づいていく。
・大切なのは期待値に賭けることであり、この先のチャート展開を正確に予想することではない。
1か月に数回はストップロスに達するであろうことが過去検証で明らかなのであれば、損切も事前に想定され確率的に発生が明らかなものであるため、躊躇する理由は何もない。
・トレードにおいてなによりも重要なのは一貫性と自己規律である。一貫性が保たれなければ過去検証で証明された確率は再現されない。一貫性の中で最重要なのはエントリーではなく、ストップロスの設定である。
もしも一貫性と自己規律に関して欲望と恐怖が邪魔をするならば、ロットの設定をプロップファームでおこなうレバ1設定まで落としてトレードすることをお勧めする。そのレバなら恐怖は限りなく小さくなり、一貫性と規律を守ることは容易になる。そして積み重ねられた結果が確信となり、元のロットサイズに戻した時にも一貫性と自己規律を守る助けになるだろう。
カニエ総裁 2025/7/14


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